三村 昌泰
(Masayasu Mimura)

研究・知財戦略機構特任教授
先端数理科学インスティテュート(MIMS)副所長
現象数理学共同利用・共同研究拠点リーダー
  


明治大学(中野キャンパス)
〒164-8525
東京都中野区中野4-21-1
TEL: 03-5343-8008
E-mail: mimura.masayasu@gmail.com

「現象数理学の発展をめざして」

 自然界には様々な不思議で美しい形・模様が観察されます.例えば,ミツバチの巣の美しい規則正しい六角形構造あるいは雪の結晶形,金平糖等の不思議な形状,一方,トラ,キリン等の動物の表皮に表れる美しい模様,また海底にいるヒトデやウニの奇妙な形等など自然界に現れる形,模様の研究は,自然科学の1つの研究テーマとして非常に古くから関心をもたれていますが,これまで数学側からの接近はほとんどありませんでした.しかしながら,望遠鏡や顕微鏡が科学の世界において協力な技術になったように,急激な発展をしてきたコンピュータは理論科学において大きなブレイクスルーの一躍を担うことになり,数学・数理科学の世界にもインパクトを与えました.このことから,数学・数理科学は自然社会にとどまらず,人文,社会科学の諸分野まで横断する形で展開することになったのです.

このような状況の中で,私は,これまで現象と数理の世界の橋渡しであるモデル構築をキーワードとして,モデリング,解析それを相補するシミュレーション等を用いて現象の解明に接近するという「現象数理学」という融合分野を提唱しました.現象数理学は2008年から開始した文部科学省事業であるグローバルCOEプログラム「現象数理学の形成と発展」において推進してきましたが, 2014年MIMSは現象数理学共同利用・共同研究拠点として認定されたことから新しい展開を進めています.



更新日:2015年2月26日